自作小説


小説

☆〜ブラック・タイガー〜☆

序章      
ここは…何処なんだろうか…自分は誰なのか…なぜここに居
るのかさえ分からない…けどここには温もりが有った・・・
人が居る証拠とでも言う温もりが…
明日には無いかもしれない温もりが…
第1話  [結成の時]
自分は旅をしている。 
終わりの無い旅…何を求めている訳も無く旅をしている。 
ここもその旅の途中で見つけた町…”グレイスパー・クライオン” 
この町は民家が多く店が少ないすこし変わった町だ…自分は<ここに来て変わったことがあった…
「何処に行くんですか?」と少年は訪ねてきた…
自分は「目的など無い。ただ旅をしている。」と答えを返した。
その答えに少年は「僕もついて行って良いですか?」 とうとつな事を言う少年だな…
自分はこの少年を連れていっても邪魔なだけだ… そう頭に浮かんだのだ…
「君は家にでも帰ってなさい。 私は1人で旅をしたいんだ。」こう答えたのだが少年は「あなたはなんと言う名前で歳はいくつなんですか?」と話をそらし質問してきた。 
まったくこの少年は何を考えてるのやら…
自分はこう答えた。
「私の名前はバルク バルク・セイルだ 歳は忘れてしまったよ…一応23くらいだと思ってくれていい・・」と自分は答えた…
その答えに少年は「23って何処からどう見ても15歳くらいにしか見えませんよ…」 
そう言って少年は微笑した…  
バルクはその少年に質問を問い掛けた・・「ところで…君はなんて言う名前なんだい?」 
少年はその問い掛けに「僕はカエサル…そう ビケーメン・カエサルだよ…バルクの事 呼び捨てでいいかな?」 と答えた。 
「別に良いが…旅の途中だから…またここに来た時にでもゆっくり話をしようじゃないか…」 
「そんな事言わないで下さいよ…バルク・・・」 
「とにかくだ・・・旅の邪魔になる者を連れてはいけないよ・・・」 
「邪魔だなんて酷いですね…」とカエサルは少し悲しんだ。 
「酷くたって別にいいだろ・・・」 
「皮肉れた事言わないで下さいよ…」 とカエサルはバルクの服をにぎみ始めた… 
「な…っなにをする…」 
「連れっててくれないと離しません。」 カエサルの握るその力は尋常では無かった。
 バルクは外そうと努力するが…無理だった…力の差がありすぎた…
10分後…カエサルはバルクの後ろに付いて来ていた…(なんちゅう…パワーだ…俺じゃとうていかなわないな…しょうがないよな…)とバルクは心の中で嘆いていた…  
そう…カエサルが旅の一員になったのだ… 
翌日の事…「今日は散歩日和ですねぇ〜〜」カエサルは旅館の中の個室でそう言ったのだった… 
ここはバルクが昨日のカエサルを一員にした後…旅館を探したのだ。 
さすがに野宿はきついと思い…旅館にしたのだった… 
「ね〜☆ バルク♪」 しかし…バルクの返事は無かった…
「バルクってばぁ〜〜♪」 けれどもバルクからの返事は無かった…
「ったく…いつまで寝てるんだよぉ〜〜」 
その20分後…バルクは目を覚ましたのだった…
「で…ここは何処だ?」とバルクは言った。 
その答えにカエサルは「グレイスパー・クライオンですよ♪」
「そんな分かりきった事は聞いてはいないよ。」
「それじゃぁ〜何を聞いてるんですか?」
「ん? あぁ〜旅館か…忘れていたよ。」
「嘘でしょう? 実際は現実逃避したかっただけでしょう?」
「何を言っている。 私は本当のことを言ってるまでだ。」 
「嘘を付く子には御仕置きしますよ! グーで。」
ギクリ!と思ったのはバルクであった。
「す…すみません。 私が間違っていました。」
バルクは半分涙目でこう思った。
こいつの相手してると嘘でも本当になっちまうなぁ〜 はぁ〜なんでこいつを連れてきたんだろうか・・・
「今、僕の事、嫌に思ってたでしょう〜!」
笑いながらカエサルはそう言った。
「そ・・そんな事はない…」
「なんで、そんなにためらって答えるのですか?」
「ぬぬ!…気のせいじゃないのかな? あはははは〜」
「あやし過ぎますよ…まぁ〜いいですけど…」
「そうか…ありがとうな!」
「意味が分かりませんよ…まったくこの人は…」
その後、バルクとカエサルは旅館を後にしたのである。
町を出ると見渡す限り草原が広がっていた。
草原の中に一匹の鳥の口を持ったカバみたいな生き物がいた。
「グヘヘヘ…良い餌が町から出てきやがったぜ…」
「まぁ〜待って下さい。 ヤツラの1人は私の獲物ですよ。」
そう言ったのは髪の長い1人の男性であった。
「またアンタか…へいへい分かってますよ。 1人はあんたのだよ。」
カバみたいな生き物はそう言った。
「ありがとう。 ベック。」
「でも、襲うのは俺だぞ! バンス。」
「そうですね。裏切った場合はすぐに殺せば良いのですし… 良いでしょう。 分かりました。」
「俺がアンタを裏切るわけないじゃ無いんすか…。アンタの恐ろしさは承知してるよ。」
「そうですか…。ありがとうございます。」
その会話を最後にバンスはシュン!と消えてしまった。
「あ〜あ、今日は運が良いのか悪いのか分からないぜ…。でもあいつがなぜ男を殺したがるんだ?  まぁ〜考えても無駄か…。まぁ〜とにかく殺しに頑張るか…。」
その頃、バルク達は草原に入る前にコンパスと地図を買ったのだが…それが偽物だと気付かず町の前で悩んでいた。
「なぜでしょうね? ここから見えるところに灯台が建ってる筈なのに…?」とカエサル。
「うむ。なんかおかしいな…。この地図は灯台を東大って書いてあるし…怪しいな。」とバルク。
買った時に気付けば良いもののバルクとカエサルの言い合いが長かった為、めちゃくちゃに地図を買ってしまったのだ。
「参りましたね…。 これ偽物くさいですし…。」
「やっぱりお前を連れてくるんじゃ無かったよ。」
「なんでイキナリそう言うことを言うんですか!?」
「だってお前が居たからこんな偽物買っちまったんだろうが」
「酷いですね!そもそもあなたが私にリンゴを買ってくれればこんな事にはならなかったんですよ!」
「俺のせいかよ…。おいおい…朝飯食ってから30分も経って無かったのに リンゴが食べたいよとか言うから買わなかっただけだろうが!!」
「朝ごはんのデザートですよ!! 別に良いじゃないですか!」
「なにが良いんだ!! なにが!!」
「全部良いんですよ!! 全部!! 全部!!」
「何が全部だ!! 貴様は王様かよ!!」
「バルクの前では王様だよ。」
「貴様とは絶交だ! 絶交!」
「バルク…痛い目みたいのかな?」
「また暴力か? ふざけるな!! 俺だって貴様を切り殺すぞ!!」
「ほう。出来るもんならやって見てくださいよ!」
「あぁ〜やってやるよ!! 今、切ってやっからな!!」
バルクは剣に手をやった。
カエサルは拳に力をこめた。
「ちょいとお待ち!」と見知らぬおっちゃんが出てきた。
「喧嘩は良くないよ!おっちゃんが地図やるから仲直りしな!」
『誰だ? あんた?』と二人同時に言った。
「わしか? わしはこの町に68年くらい住んでいる鍛冶屋のポンカというものじゃよ!」
「んで・・そのポンカさんが俺達になんか用か?」とバルク
「喧嘩を止めたかったのじゃよ。なんせどっちか死にそうな感じがしたからな!」
「まぁ〜そうですね。バルクが死んでましたね。」とカエサル
「何を言うか! お前が死んでたんだよ!」とバルク
「2人共!! 喧嘩を止めなさい!」とポンカ
それからポンカの説教を受けて納得はあんまりしてなかったが2人共仲直りをした。それからポンカが話しを変えた。
「ワシもお前達見たく旅をしたいのじゃよ!」
「んで、仲間にして欲しいと?」とバルクは何かを考えながら言った。
「そうじゃ!行きたいのだ!ワシ1人じゃ心細くてな。だからお前達と一緒に行きたいのだ!」
「良いんじゃないかな?」とカエサル
「ったく…仕方無いか…カエサルとポンカがついて来るって言ったら俺がなんて言ってもついて来るだろうし… 良いよ。ついてきな。」
それから鍛冶屋のポンカは旅の一員となった。
「当初の予定より随分変わったような気がするなぁ〜。」とバルク。
「まぁ〜一人旅より結果的に楽しくて良いじゃないですか!」とカエサル。
「そうじゃのう〜。旅というのは多い方が良いのう。」とポンカ。
「まぁ〜そうだな。」とバルクは空を見上げながら言った。

第2話  [激しい戦闘]
バルク達は草原のど真ん中で昼寝をしていた。なぜそんな事をしているのかと言うと… 話は2時間前のことである。
大きな草原に来たバルクはその草原の広さに驚嘆したのであった。
「なんだ…これは…広過ぎる。」とバルク。
「そうですねぇ〜ココ`スペレロス草原´はその広さに世界一を誇ってますからねぇ〜」とカエサル
その説明を付足す様に「うむ。そうじゃのう〜ここを通らないと次の町にも行けないからのう〜。」とポンカ
バルクは次にその草原の広さからココを通るのが面倒くさいなと頭に浮んだのであった。
そうバルクが思うほどその草原は広いのであった。
迷子になる人も少なく無いので…人々からは、スペレロス草原は死体がうようよあるんだと言われていた。
その為、あまり良い所とは人々からは認識されて居なかった。
その結果、動物等の住みかになっているのは自然の法則でもある。

ふとカエサルは殺気を感じた…。嫌な予感とでも言うだろうか…カエサルは周りを見渡した。
「どうしたんです…?」とポンカはカエサルの異変に気付き問いかけた。
「いえ…何かいるような気がするんですよ。それもとても近くに…」
「それは恐いですなぁ〜・・・」とポンカは何も思ってないような顔つきでそう言った。
「私が見てきますから…バルクの説得を頼みます。」
「はいはい。分ってますよ。」
そう言って、カエサルは走って行った。
その姿を見たバルクは「どうしたんだ?」とポンカに聞いた。
ポンカは「トイレに行きたいんじゃとさ…はは」とバルクに答えた。
「トイレか・・・・」とバルクは遠くの空を見て言ったのであった。
その頃、カエサルは謎の生物と向き合っていた。
「あなたがつけてた犯人ですね・・・・。何を企んでるのか知りませんが止めてくれませんか?」とカエサルは謎の生物に言った。
「グヘヘヘ…なんだ…気付いてたのか・・・グヘヘ…」と謎の生物は言った。
その生物は顔はカバであるのだが…サングラスをかけており、小鳥のようなくちばしをしていて、胴体は球体であるのであった。
「今日の最初の獲物だからちゃんと食べてあげるよ…グヘヘへ・・・・」
「仕方ないですね…口で言っても分らないのなら拳で教えてあげますよ!」
「良いだろう!その言葉二度と言えない様にしてやるよ! グヘヘへ…」
カエサルは拳に気を溜め始めた。一方、謎の生物は体の中から爆弾を取りだした。球体の中には爆弾が入っていたのであった。
気を溜め終えたカエサルは相手の懐に入り込む為、走り出した…その走り出すのに機敏に謎の生き物は反応し、爆弾を投げた。
爆弾一発目はカエサルは右に体をそらしかわした…。
二発目、カエサルは更に右にそらしかわした。しかし体がそれ過ぎて横に倒れそうになり左足を思いっきり踏みこみバランスを取った。
謎の生物はその瞬間に次の爆弾を投げた。 カエサルに当たる寸前で爆弾は止まった。
カエサルは爆弾を持っていた。 気を爆弾を持っている手に集中させて…。
「こうなるとお手上げですよね♪」とカエサルはニッコリと笑顔を浮かべながら言った。
「クゥ…ならこれでどうだ!」とその生物は爆弾を連続投げしてきた。
カエサルはそうなるのを予測していたかのようにダッシュし相手の爆弾をすべてよけた。
「もう僕の勝ちですよ♪」とカエサルは相手の間合いに入り気を爆弾に溜めその生物に投げつけた。
見事なごとく的に当たった爆弾は爆発。そして気も爆発しその生物はまるこげになって倒れた。
「ウガガ…負けるなんて…」
「つめが甘いですよ♪」とカエサルはニッコリ笑顔で言った。
その頃、バルク達は目の前の謎の男と向かい合っていた。
「君達をココから先に行かす事ができません。 私の名前はバンスです。」
そう言うとバンスはバルクの前に手出した。
瞬間、謎の気がバンスと言う男の周りに張りめぐった。
「邪魔するのか…。 仕方ない…お前を倒すしかないか…」とバルクは自分の剣を出した。
『やめて下さい。 この道を通らなければ良いだけの話なんですぞ。』とポンカはバルクを止めた。
「あぁ〜言うのは忘れてましたが…別の道を行くとか言っても邪魔しますよ♪」とニッコリと笑いながらバンスは述べた。
「だとさ…。カエサルが帰って来たら知らせてくれ。」とバルクはスッと相手の気に飛びこんだ。
『そんな事言っても…仕方ない。 私も行きますよ!』とポンカはバルクの言った事を聞かずに気に飛びこんだ。
「あぁ〜良い事だ。 それこそ私の獲物である証拠。相手しましょうか。」 バンスは手を前に出し気を放射した。
次の瞬間、バルクとポンカは宙を舞い草原に落ちた。
「くそ…一撃かよ…。」バルクは気を失ってしまった。
『あの高さからは痛いですね…。 年寄りにはキツイもんじゃ。』とポンカも気を失った。
バンスは悲しいそうな顔をしながらバルクとポンカに近づいた。
「弱過ぎますよ。ホント…ん?」
後ろから何かが飛んでくる事が分かった。 そう、気が飛んで来たのであった。
「なっ…何だありゃ…。」バンスはその気の大きさに身を引いた。
『おりゃぁーーーーー!!!』カエサルは両手に気を溜めてジャンプし飛んできたのであった。
「あまい!! あまい!!! その大きさならば交されたらキツイであろう。」とバンスは気を消し右に飛躍。
『あまいわけないじゃですか。』とカエサルは大きな気を無くし…小さい気を乱射した。
「く…ここはバリアですかね」とバンスは気をまた張り巡らせた。
『あなたが甘いんですよ。』とカエサルはバンスの頭上まで行き正拳突きをかました。
「またですか…仕方ない。 今日は引きますよ。」とバンスはシュンと消えた。
『くそ…逃げられましたか…。 あ…ぁぁぁ…』とカエサルは力を使い過ぎてそのまま倒れてしまった…。  

そう昼寝…いや倒されていたのであった。
「ん?…ココは何処だ?」と最初に起きたのはベックであった。
「やられたんですって?」 バンスは寝起きのベックに問いかけた。
「あ…あぁ…あーーーそうだ。 あぁ〜〜〜〜。」
「うるさいですよ。 私も彼には驚きましたよ。」と言いながらベックと向き合った。
バンスは気をベックに向けて放射した。
「な…なにすんじゃぁーーーーーーー 」
ベックはドンドンと黒くなっていった。
「ギャァーーーーーーーーー!!!!」
更にベックは黒くなると思われたが形が変化していった。
「グググ…ガァーーーー!!!!」





















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